1月の第12回健康・スポーツ科学セミナーに引き続き、第13回目のセミナーを開催しました。講師は田渕先生（電気通信大学大学院、JSPS-DC2）です。田渕先生には筋の過度な収縮時に生じる筋損傷の背景にある細胞内カルシウムイオンの動態とその原因についての研究成果を解説して頂きました。筋収縮時には一過性に（瞬時に）細胞内カルシウムイオンが上昇しますが、田渕先生はその様子を優れたイメージング技術を用いて可視化し、細胞内カルシウムイオンの出納の原因となるトランスポータを操作しながら検証されていました。今年1年書けて博士論文を完成されるとのことですので、益々の研究の進展を期待しています。