日本体力医学会第72回大会が松山大学で開催されました。先週の日本体育学会第68回大会に引き続き、シンポジウムを開催しました。ここでのタイトルは『筋収縮を支えるエネルギープラント；ミトコンドリアのNew Insights』・・・細胞のエネルギー向上として知られているミトコンドリアですが、それ以外にも細胞にとって必要不可欠の機能を有していることが分かってきました。また、そうした機能と運動との関係性は緒に就いたところですが、その点でこの領域を牽引する先生方にご講演いただきました。

　早朝のセッションにもかかわらず沢山の先生や大学院生の方々に聞いていただきました。

『筋収縮を支えるエネルギープラント；ミトコンドリアのNew Insights』

　狩野　豊 教授（電気通信大学）: ミトコンドリアによる筋細胞内カルシウムイオンの調節

　山田達也 研究員（Johns Hopkins大学）：ミトコンドリアの分裂と融合の意義

　三浦進司 教授（静岡県立大学）：PGC-1αによる骨格筋ミトコンドリアの制御

　福　典之 准教授（順天堂大学）：生活習慣病や長寿に対するmtDNA由来新規ペプチドの日本人特異的配列の影響